2017年05月16日

訛り懐かし

      「故郷の訛りなつかし停車場の人ごみの中に  そを聴きにゆく」
     石川啄木

      この短歌は、東北盛岡の神童と呼ばれていた、啄木が夢と希望を持って東京に。
しかし、そこでいろいろな困難に出会い 人世を諦めかけていた時、
東北からの玄関口 上野駅に行き  方言に触れて 穏やかになり、
心を奮い立たせたという、誰もが知っている名作だ。


僕も空港から   朝倉へ向かう バス停で並んでいると。「そりがくさ、そげんたい  、 そりばってん」 (あのね、そうだけど、しかし)  が聞こえてきた。。

ちなみに  これが   朝倉では、「そ」の三段活用として定着している。   これを使えば、
ブログをご覧の皆さんもすぐ朝倉の人になれるので、一度  地元の人と話していただきたい。

方言 は心が和み  よかもんばい(良い)。

しかし、僕は最近、
地元の友人から  言葉遣いが変わったと言われるのだが。。。



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橋からの上下を撮影していたら、  (モウーモウー)  と 牛のような 低く大きな音が聞こえる。
姿は見えないが、
この声は、朝倉に住む王様蛙だ。

昼間、この声を聞いたら良い事があると、
幼い頃から言われている。

急に、楽しくなってきた。。

posted by 森部隆 at 11:34| Comment(6) | 方言は通行手形

2016年09月22日

な、な、な

    今日は太宰府支部研究会が
多くの方に参加していただき開催された。
出席者は二十代から九十代までと  年代も幅広い、
また、二人の若い男性も自由花を生けられ、
活気溢れる1日になったのである


ところで、
手直しの時、ある方が  先生は   (な、な、な)  とよく言われますが、
朝倉出身ですかと尋ねられ、 僕は  (よか、よか)  は  よく言うが、    
(な、な、な) と言っているのを、
今まで気づかなかった。

その後、注意していると、
けっこう話の端々に  (な、な、な)  を言っているではないか。。

その方は浮羽の方で、(の、の、の)を良く使われる。
筑後川を挟むと、
同じ意味の方言もずいぶんと違ってくるから不思議だ。

ちなみに、(な、な、な、   の、の、の)  両方とも
 親しみを表す言葉で「そうでしょう」という意味である。

また、
その方が (どげなこつがあってん、  せにゃいかんばい)  
 「何があっても行動する」 と言われた。
この言葉は前向きな意味だ。

これから、僕もこの気持ちで頑張ろう。
(どげなこつがあってん)。。。


昼食の時に、ある支部員が漬けた 胡瓜の漬物を
頂くと、皆さんの心が和み  笑みがこぼれた。。



posted by 森部隆 at 18:19| Comment(2) | 方言は通行手形

2016年03月01日

てんとうばえ


   「てんとうばえ」

自然に成育している草木の事を朝倉ではこう呼ぶ。
(山ごぼう、ススキ、エノコロそう、)等。
また、自分が植えていなくて、鳥が運んできたもの、この場所にこんな花がと思うことがある。

このように人の労力を使わず、自然に生えた草木のことだ。

今日の研究会で、四国の松山からおいでの方が風情豊かな花を使われていたので、
この花は表情が良いけど何処で求めたの?
と聞くと、その方は  「あだばえ」  ですといわれた。愛媛県ではこういうのだそうだ。

「あだばえ」
とは、朝倉で言われている、「てんとうばえ」 のこと。
自然界の厳しい環境なかで生育しているからこそ、茎は細くても味がある。

いけばなに使うと、ひときわ輝く。

    
人間も同じことがいえるのだろうが。。。



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今日の東京は、まだまだ寒いが、空は一点の曇りもない  爽やかな1日であった。
この写真では、 オレンジのラインが入った 中央線、緑のラインの山手線が見えている。
僕は両方の電車にのり、御茶ノ水の池坊東京会館に行く。

東京に最初に来て電車に乗った時、朝倉の人で東京に詳しい人からメモをいただきそれを頼りに
緊張して乗っていたが、

最近では、何号車のどのあたりが空いていて、便利な階段に近いドアに無意識のうちに
乗るようになった。

電車に乗るのに関しては町の人みたいになったと思う事もある。。




posted by 森部隆 at 16:28| Comment(0) | 方言は通行手形