2020年01月09日

先達に学ぶ

  
   ( 志千里に在り   年老いても高い志を持て)

  先日といっても 随分と昔の事だが 少し調子が悪かったので さる病院を訪れた。
色々調べて頂いたけど、  先生がこれはしょうがない  (加齢) です  上手に付き合って行きなさい、
薬を出しときますと言われ、 複雑な気持ちになったのである。
このような思いをされた方も多い事だろう。

このような時,,  難しいかも知れないが、こうすれば良いかも知れないよと言って頂ければ
希望が持てるのではと思う。
幾つになっても 高い志があれば 生き生きした人生が送れると思うのだが。

ところで、
池坊は蕾を大事にする。 
明日になれば 花が咲く 必ず咲くという希望を蕾から感じるのである。
世の紳士淑女の皆さん ,自分の中に可能性ある明日を信じて  充実した人生を過ごして行きましょう。
posted by 森部隆 at 20:11| Comment(4) | TrackBack(0) | 古典に学ぶ

2018年12月30日

先達に学ぶ



(耐雪梅花麗)
(ゆきにたえて ばいかうるわし) 漢詩

ニューヨークヤンキースで活躍した黒田博樹投手の
Tーシャツにこの漢詩が書かれていたのを
チームメイトが関心をしめし、
球界のスーパースターデレクジーターに聞いたそうだ。
すると、彼は良い時も悪い時も変わらず、
汗にまみれて自分を磨けば
得るものが大きく必ず花開くという意味だよと答え 、
選手たちは感動したという。

梅の花は冬の厳しい雪や寒さに耐えた後、春になって
美しく咲き、 かぐわしい香りをはなつ 。
これを人生に例えれば人間は苦難や試練に耐え
それを乗り越えた時、
大きく成長する事ができると解釈できる。
人間成長するためには 、
何事も忍耐が必要だという事であろう。
そのためであろうか、
梅はいろいろな人生訓に引用される。


我が家の梅も 小さいが蕾をつけ 、
躍動感あふれる枝を見ることができ、
僕は、しばし そのたくましい姿に見入った。


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この時期
朝倉の大地には麦が芽をだし、
黒の大地とのコントラストが印象的だ。

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近くで見ると 葉の先が倒れている。
僕達が小さい頃、
作物の上で遊んでいると、農家のおじさんから
こっ酷く怒られた。
しかし、麦踏みは違う。
この時だけは 麦を踏んで たいそう喜ばれた事を思い出した。
現在では 機械で その作業が行われ、
あの頃の 懐かしい情景を今は見る事はない。
いずれにせよ、
麦は踏みつける事で 元気良く 逞しく育つ。

我々も辛く 苦しい事があっても 何一つ自分の成長にとり
無駄はないのだと
梅や麦を観ていて そう思う。

ブログをご覧の皆さん
来年もいろいろな事が起きると思うが、これも天が与えたご褒美、
お互い 健康で明るく、前向きに 頑張ろう!




posted by 森部隆 at 10:30| Comment(6) | 古典に学ぶ

2018年11月25日

花王以来の花伝書に学ぶ


特修立花専攻土日コースの授業が4階もくれんの教室で行われた。
土曜は立て花、本日は釣り 掛け 置き生けの立花新風体を学ぶ。
それぞれの作品には 熱い心意気があり、見応えのある作品がならんだ。
多くの人にも見ていただきたい作品である。
僅か二日間であったが 充実した時間が過ごせ 僕は嬉しかった。
明日から仕事の人も多いと いうことである。お疲れが出ませんように。
気をつけて帰っていただきたい。

明日からは3日教室1組が開講する。本日と同じ4階もくれん教室での開講である。

ところで、
立て花について少し触れてみたい。 立て花はいけばなの最も古い花形で
本木と下草で構成されるが 後の立花のように定まった形はない。
立て花の図は室町時代の中頃、文明18年(1486)に相伝された『花王以来の花伝書』に見ることができる。
行事にちなんだ花や人の心情を表現した花などがあり、当時の花がいけられた場面がうかがえる。


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この立て花は『人待ち花』と呼ばれ、「恋の花」とも言われている。
小生の(華浪漫)の中より掲載したこの作品には、
忍枝、心ウカレ草 、心乱れ、人シタウ枝等の名称が各枝につけられ、
現代に生きる我々にも共感できる立て花である。

愛しき人を思う 熱い心が通じますようにと、
一枝 ひとえだ に願いを込めて、立てられたのであろう。
この思いは、
当時も現代も何ら変わらない。 なんと素晴らしい事であろうか。。




posted by 森部隆 at 20:25| Comment(3) | 古典に学ぶ