2016年09月26日

乾坤一擲

「乾坤一擲」
(自然を敬い、全てを天に任せ  即座に行動する事)

本日は  2年制平日コース特別科の授業が本館5階「きく」の教室で開講された。
内容は、又木を使っての二種生である。

これが難しい。
慣れているとは言っても
全てが上手くできるとは限らない。

生けている途中、(あー、あらー)  の声が聞こえてきた。
おそらく枝振りの良い、
おめあての枝が折れたのであろう。

芸には恐さがつきものだ。
誰かが、(一か八かですね)と言われたが、
僕もそうだなと改めて思う。
まさに、「乾坤一擲」である。

今日の皆さんも、
熱心に取り組まれ、終了間際になると、
それぞれに立派な作品を生けられた。これも日頃からの  修練の結果であろう。

ところで、
僕はこれから朝倉にもどるのだが、
いつものところで、いつものものを頂くと事にしよう。
食べた後は、元気が出て、またやろうという気が
ムラムラと起きてくるから不思議だ。



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細くて風情のある竜胆の姿が素晴らしい。

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真副には、なつはぜ、エニシダ、やなぎ、サンザシ、すすき、せいばもろこし等が用いられ、
体には、竜胆、小菊、桔梗が取り合わされて、秋の情感が溢れる生花となった。
皆さん良く頑張りました。。


posted by 森部隆 at 17:18| Comment(0) | 古典に学ぶ

2016年09月06日

花展シーズン到来


 「なみだ、なみだ不思議なるかな、   それをもて洗えば、
心戯けたくなれり」
      (石川啄木)

ボロボロと泪を落としたあとは、案外サッパリしている。
泣いてみたら気が晴れた。問題はちっとも解決していないけど。。

情念に突き当たりまでいくと涙はでるもの、
突き当るまでいく人と行かないで一生終わる人がある。
どちらが良いとか悪いとかでは無いが、
少なくとも、私達いけばなを愛する人たちは、前者が多いと思う。

これから花展シーズンを迎える
その時、花が生からず、涙することもあるだろう。

良い花を生けるばかりが全てでは無いと思う。そうは言っても
上手く生らないときは悲しいものである。

そう言う僕も、良く生からない時はどんな
ご馳走をいただいても砂を噛んでいるようだ。
一方、気に入った作品が出来た時は、
粗末な料理でも高級店の料理のように感じるから不思議である。

明日は森部三日教室の最終日だ。
学生諸君、全員帰る時は良い気持ちで帰っていただきたい。

明日も頑張ろう。





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日本一の、富士山を見ていると、
これから良いことが起きるように思えてくる。
ブログをご覧の皆さんも良い花ができますように。。
posted by 森部隆 at 21:01| Comment(6) | 古典に学ぶ

2016年05月12日

雨過天晴

   「時の間にても、男時、女時とてあるべし」
       ( 世阿弥)

人生、何をやっても上手くいかないとき、
また、面白いようにうまくいく時がある。
うまくいかない時は、その場でゆっくりしていたら、
必ず上手くいくようになるということであろうか。

先日、パーキングで車から降りて用件を済まそうとしたら、大雨になった。
雨に濡れても外に出ようと思ったが、
まあ良いか、時間もあることだし。

しばらく車の中でくつろいでいると、
いつの間にか、小雨になり、雨がやんだ。

最近、僕も少し思うことがあったが、
昨日の自宅稽古で皆さんと花に触れていたら、  
いつの間にか心が晴れてきたのである。

自然から教えられることが多く、僕達は元気をいただく。

人生は短いようで長い。
ゆっくりと楽しんでいきたいものだ。

「考え方を変えたら、パラダイス」
        (詠み人知らず)



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基山パーキング。
気持ち良い快晴の朝だ。
これから、コーヒーを買ってこよう。


posted by 森部隆 at 08:17| Comment(6) | 古典に学ぶ